住友物産の傘下企業の資源関連投資

住友物産では世界の資源関連企業へ投資をして傘下に治めることを実施しています。しかし、当初の見込みよりも資源価格が低位で推移をするようになっていることから、住友物産の傘下企業では大幅な赤字を計上するところが出ているのが現状です。住友物産傘下のアメリカのシェールガス関連企業においては、急激な原油価格の下落によって大きな減損が発生しています。その結果として、住友物産本体の決算でも大幅な業績の下方修正を余儀なくされています。今後も原油の供給量は下がらないことが予想されているため、アメリカのシェールガス関連企業ではさらなる減損の発生も起こり得る状況があります。しかし、数年後にはシェールガス関連企業の淘汰は終わっている可能性があり、住友物産の傘下企業には残存者メリットが出てくることが予想されます。今年に入ってからの住友物産は、アフリカのニッケル関連でも減損が出ることが明らかになり、さらなる業績の修正を迫られるようになっています。そのため、住友物産の通期決算では見通しの開示ができない事態が起こっています。このように資源を扱う商社にとっては、現在は非常に厳しい状況が生まれています。しかし、今から3年後ぐらいを考えると資源関連への投資は報われる可能性があります。資源価格は数年のサイクルがあり、今は底値近辺にいて今後は資源価格が上昇に転じていくトレンドに移ることが期待できるからです。現在のように資源価格が低い状況だと、企業では設備投資ができない事態に陥ります。その結果、資源の供給が伸びないことになり、いづれは資源価格が上昇をしていくことに繋がってきます。したがって、今は住友物産などの商社の業績は厳しいですが、数年後を見据えれば業績は急回復をしてもおかしくないと考えます。

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